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台所・玄関・洗面所・トイレに合うセンサーLEDを設置する

はじめに:

我が家ではいろいろなセンサーLED照明を、台所・玄関・洗面所・トイレの4箇所で使ってほぼ3年経ちました。センサーLEDは室内の照明をいちいち消す手間を省けるのが便利で節電にも役立ちます。その様子を紹介します。センサーLED照明には便利なことと不便なことがあります。不便なことへの改善点を見つけて器具を取り替えたりしてきた内容もご紹介します。センサーLED導入を考える際の参考にしてください。

DIYする楽しさ

わたしは自分で作業すること(DIY)で住みやすい我が家づくりを目指しています。家庭で手軽にできるDIYというと、代表的なものが木材を加工して棚を取り付けたりすることが思い浮かぶと思います。私もこれまで台所のいたるところに棚を取り付けてます。それから網戸を取り付けるのも意外と簡単です。洗面所やお風呂の小さな窓に網戸を取り付けました。簡単に工作できて使い勝手もよいです。一方で電気関係でDIYできるのは、使い方の工夫が主になります。後付したスピーカーのUSB電源にタイマーを追加して消し忘れ防止の節電効果を図っています。今回紹介するセンサーLEDでは、使う場所の特性似合わせてセンサーの組み合わせを工夫してみました。適切なセンサーLEDを選べば、希望した時間で自動消灯してくれるので節電効果が狙えます。

センサーの種類

センサーは人などが発する赤外線を検出して電源のオン・オフを制御します。LED照明の本体に組み込まれているタイプと本体とは別の外付けタイプの2種類に分かれます。外付けタイプでは照明オン・オフのタイミングを調節できる一方で、組み込みタイプではタイミングが固定なのが一番大きな違いです。我が家では本体組み込みと外付けの両方のタイプをその特徴に合わせて使ってます。

我が家での使い方とその変化

それでは、我が家ではどのようにセンサー付きLED照明を使用しているかを説明していきます。

設置当初はセンサーが本体に組み込稀ているLED電球を使いだしました。使っているうちに照明オン・オフのタイミングを調節して使い勝手をよくしたくなって、センサーが外付けタイプのLED電球に置き換えるようになりました。以下は、使っている場所ごとの変化の様子です。

洗面所

ここにはもともと口金の小さいE17型の電球が取り付けてありました。センサーLED電球は口金の大きいE26型が価格的にも入手しやすいです。そのため口金変換アダプタ(E17-> E26)を利用してます。

洗面所のLED電球は口金をアダプタを付けて調節

もともとは半透明のガラスのカバーがかぶさっていましたが、もうカバーはとりつけられません。電球がむき出しですが、上を見上げることはめったにありません。気にしない気にしない。

照明をつけるとまぶしい。

洗面所のLED照明が点灯した様子

LED電球は当初は45wタイプにしましたが、うす暗いので60wタイプに付け替えてます。真ん中の半球状の突起部分がセンサーです。

洗面所のセンサー付きLED照明の様子

このLED電球に交換するだけで、人の出入りを検知して明かりが点いて、しばらくすると自動で消えます。便利ですし最初は不思議な感覚でしたね。

玄関

玄関の電球は入居時は白熱電球でしたが、その後で節電のために蛍光灯式電球に変えてました。それを今回はセンサーLED電球に置き換えます。ここはE26型の口金なので通常のセンサー内蔵LED電球が使えます。45w型を試しましたが、やっぱり薄暗いので、60w相当を使ってます。

玄関のセンサー付きLED電球

玄関が開いたり人が近づくと照明が灯ります。

玄関のLED電球が灯ります

外から帰ってきたときに、ドアを開けた瞬間に照明が点灯するので快適です。室内が真っ暗だと点灯スイッチを探して押すのが大変でした。点灯してから2分ほどして消灯します。玄関の出入りには十分な点灯時間です。

玄関のLED照明が点いている様子

不便なのは、敏感すぎること。手前の通路、部屋と洗面所との行き帰りでも点灯してしまいます。最初はセンサー部分の室内側半分をテープで隠したりしてみましたが、効果はありません。1年以上経ってくると、若干感度が悪くなりだしたようなのでテープははずしました。人感センサーって寿命があるのかな?

台所

消し忘れが多い台所が、センサーが一番必要となる場所でした。いろいろなLED照明を試しました。

最初は小型のセンサー付き丸型天井灯を購入したんですが、明るさが足りずにそのままお蔵入りしてます。センサー付きで十分な明るさのLED天井灯は結局見つかりませんでした。2種類試したのに残念。

思案し、それまで使っていたLED天井灯に外付で人感センサーをつけられないかと考えました。

探せばあるものです。ネットで調べて、”外付センサー”がありました。ただし、コードがむきだしなので、コネクタやプラグを付ける端末処理が必要です。もっとよく調べると、”延長コード接続済み”のがあります。【延長コード接続済みで簡単取付】後付け(小型タイプ)人感センサーユニット RE-ES-P21B-WSです。これだと、天井のシーリングペンダントにACコンセントのアダプタをはかせ、天井灯の電源コードにACプラグを取り付ければ、その間に外付センサーを挿入することで接続を完成出来ます。ネットで購入。

天井に外付けセンサーを取り付け、既存のLED天井灯が使えるようにしました。下の写真ではACプラグ側の配線(オス・メスのACプラグ接続)は天井灯の裏側にしまってあります。

台所につけた外付センサーとLED天井等の様子

天井灯が点いた様子です。

台所のLED照明が点灯した様子

外付けセンサー部分はLED天井等とは離して取り付けます。

台所のLED照明に外付けのセンサーを取り付けた様子

外付けセンサーにはタイミング調整用のつまみが付いていて、何度も脚立を上り下りしながら、台所に出たり入ったりしながら、センサーの取り付け位置も変えたりしながら、調整を繰り返しました。

外付けセンサーのようす

結局は3分程度点灯継続で落ち着いてます。台所の手前を人が通過するだけでも感知して点灯してしまうのですが、うまく調整できませんでした。人が台所の前を通過するのを検知しないように調整すると、人が台所に入ったあともなかなか点灯しません。不必要な点灯には目をつぶることにして、人が台所に入るのと同時に点灯するようにしてあります。

取り付け位置を付け直す

ずいぶん使ってましたが、台所に入らなくても付近を通るだけでもLEDがしょっちゅう点灯してしまいます。これではセンサーLEDを付けた効果を享受しているとは言えません。我慢しきれなくて、センサーの取り付け位置を探り直しました。その結果、人が台所に入りきったところで検知できる場所が見つかりました。入ってすぐの棚を過ぎた真上です。この位置からなら、台所に入り切らなければ検知できません。

センサーを以前より入口側に寄せて設置し直したようす

ただし台所に人が入ってから一瞬の間が空きます。でも付近を通るだけで点灯するストレスからは開放されました。厳密に検知範囲を決めてセンサーを感知させようすると面倒です。

トイレ

ここも苦心しました。1年以上はセンサー内蔵式LED電球を使ってました。これは点灯後じっとしていると2分程度で消灯します。消灯しても身動きすれば再点灯するので、こういうものだというので我慢して使ってました。

ところが我が家に孫がやってきたときに「自然に消えるのが怖い」と言うんですね。2分で消えてしまうのは短すぎます。そこでもっと点灯継続時間を長く出来ないか?改善策を検討。

台所の外付けセンサーと同じものを最初に考えました。これだと時間の調節が可能ですが、残念ながら不採用。トイレの天井の電球取付部はE26型のソケットタイプです。ACプラグを取り付けるアダプタも昔からあることはありますが、センサー部の配線が頭上にぶら下がり、LED電球は別のところに取り付けなければならなくなります。見栄えは悪くなるし、家族から不興を買うのは目に見えています。頑張るだけ損しそう。他に良い案はないか?

ところが、世の中には探せばあるものです。”センサー付きソケットアダプター”という商品。私の要求にそのものズバリで答えてくれます。1社でしか販売してない希少価値のある商品です。ELPA センサー付きソケットアダプタ SA-26AJBです。ネットの在庫は少ないようです。

トイレの天井のソケットにセンサー付きアダプタを取り付けて、そこに普通の(センサーなし)のLED電球を取り付けます。

トイレのセンサー付きアダプタを介したLED照明
トイレのLED照明が点灯してます

手前の半球部分がセンサーです。点灯時間が3分か5分に替えられます。5分に設定。

トイレのセンサー部分の様子

これに変えてからは、ほとんど不便は感じなくなりました。

感想

使ってみての感想をいくつかに分けて書いてます。

精神的な満足度

電灯はスイッチで点けて、使い終わったらスイッチを押して消すものというのが当たり前でしたが、その習慣と言うか制約?から開放されます。消し忘れの心配がなくなります。暗闇のなかで電灯のスイッチを探さなくてよくなります。消し忘れで長時間の点けっぱなしはなくなります。

節電効果

実際の節電効果のほどはわかりません、というか、数字で示せるようなものは望めないかな。トイレの電球が一晩中点けっぱなしだったのがなくなった、という精神的な満足度はあります。

結構いろいろと買い替えて投資したので、何年で回収できるかと考えるのは馬鹿げているのかもしれません。センサーLEDはなんだか寿命が短いような予感もしてきましたし。

12月から節電要請が出され、無理のない協力が求められ、その一つとして、”不要な照明は消す”が挙がっています。このごろは、朝8時を過ぎて気がついたときには、トイレや洗面所、玄関、台所の点灯スイッチを切るようになりました。そうすれば日中の出入りで不要な点灯が防げます。必要なときにまた点灯スイッチを入れればよいのです。

ただし、”最初の20秒後ぐらいには必ず一旦消灯し、その後に人の動きを察知して再点灯する”という、人感センサー特有の動作が避けられません。この動作は使う者にとってはとても不便。これが嫌だったら一日中スイッチを入れっぱなしにすれば良く、これが本来の使い方なんでしょうけど……。細かく節電に気を配るか?あくまでも便利さ・快適さを取るか?二者択一、あなたならどうしますか?

全体的には

点かなくてもいいときに点灯したり、じっとしていると消えてしまったり、最初の点灯時のあとは一旦消灯する。これらの現状のセンサー方式については不十分さを感じることはあります。それでも4つの場所で使ってみて、全体的には満足してます。しょっちゅう出たり入ったりする場所で、いちいちスイッチのオン・オフするのはわずらわしいです。この点から言えば、台所のセンサーLEDが一番ありがたかったです。センサーLEDは点灯と消灯を自動化できる点が最大の魅力と言ってよくて、設置する価値は充分あると思います。

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さて、我が家を住みやすくするためのDIYの取り組みは他にもあります。参考になさってください。

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