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はじめに:
涸沢紅葉ハイキングで自分の体力が追いつかなかったことで、基礎体力を保つことの重要さを実感しました。年齢とともに衰える基礎体力を補えるインターバル速歩に再び取り組みたいと思いますが、実施できる適当な場所がないことが問題です。
涸沢行きの歩きでバテてしまいました
穂高連峰のふもとの涸沢の紅葉シーズン終盤に、上高地バスターミナルから涸沢ヒュッテまでの片道15kmのハイキングコースを歩きました。
行きは涸沢に着くまでにバテてしまい、涸沢ヒュッテについたときにはヘトヘトでした。帰りは最後の4km手前で疲れが足に来てしまい、なんとか上高地バスターミナルにたどり着きました。途中の景色を楽しみながらハイキングできなかったのが残念です。
コースを振り返る
涸沢紅葉ハイキングルートを示します。上高地~徳沢~横尾~涸沢~横尾~徳沢~上高地(初級)
このコースの登山データです。
日程:1泊2日
歩行時間:11時間10分(登り6時間10分、下り5時間)
歩行距離:30㎞
高低差:800m
(出典:涸沢紅葉ハイキングルート)
以下は、主な経由地の標高と、経由地間を歩く標準的な所要時間です。
上高地(標高 1,505m)
↓ 3.2kmを1時間
明神分岐(標高 1,631m)
↓ 3.0kmを1時間
徳沢(標高 1,562m)
↓ 3.5kmを1時間10分
横尾(標高 1,620m)
↓ 2.8kmを1時間
本谷橋(標高 1,782m)
↓ 2.5kmを2時間
涸沢(標高 2,309m)
↓ 15kmを5時間10分
上高地(標高 1,505m)
上高地から横尾までの標高差は100mぐらいで途中で多少のアップダウンを繰り返します。距離的には所要時間にゆとりがあります。私はものすごくゆっくり歩いたのに徳沢までは所要時間で歩けましたし、徳沢から横尾までは遠く感じましたが1時間20分くらいで歩けました。
休憩時間を取りすぎたので、行き帰りは、それぞれトータルで9時間を費やしてしまいました。途中でトレッキングシューズの靴底が剥がれてしまい、対処と注意して歩くのに時間がとられてしまったという言い訳はありますけど。
全体の感想として、休憩時間を少なく歩ければよかったなと思います。特に上高地から横尾までは休憩時間込みで上記の所定時間で歩ければよかった。
残念ながら、それは妄想に過ぎず、私には10km以上の道のりを荷物を背負って歩ける体力がありませんでした。
山でバテない方法
ハイキングの直前に入手していた本があります。”もう山でバテない!「インターバル速歩」の威力(著者:能勢博)”です。
インターバル速歩を継続すれば山でバテない基礎体力が持てる、というのです。”この本をもうすこし早く手に入れていれば、涸沢ハイキングがもっと楽しめたのになあ”という後悔があります。
基礎体力が年齢とともにどんどん落ちる事実と、インターバル速歩を実践すれば衰えが補える、という記述がこの本の中心にあります。
インターバル速歩は何年か前に一度取り組みました。そのあとは、だんだんと適当にだらだらと歩く散歩になってしまってました。反省です。
インターバル速歩のポイント
インターバル速歩で目標としているのが、1週間で合計60分以上の速歩をすることと、それを続けることです。
上高地から帰ってきてから、ずっと愛用している活動量計TANITA EZ-062の活動レベルの設定を1から2に上げて、散歩の歩き方の速度を上げました。
レベル1だと少し速めに歩けば速歩としてカウントされます。レベル2だと速めに歩かなければ速歩としてカウントされません。
レベル2に上げてから、これまでのダラダラ歩きでは速歩のカウントが上がらないので、積極的な歩き方に変わりました。毎週60分以上は達成できています。
ちょっと違うかな?
レベル2でひと月続けてきましたが、ちょっと違うかな?
インターバル速歩の速歩きとゆっくり歩きを交互に繰り替えることにあります。速歩きは70%の強度で歩かねばなりません。どうもレベル2の歩き方ではせいぜい50%位しか行ってないのではなかろうか?
インターバル速歩のやり方のホームページを確認します。
ネットで推奨されている歩き方の動画を久しぶりに見ました。姿勢良く、手を大きく振り大股で歩いてます。
やっぱり、今の私の歩き方では、十分ではありません。
問題だなあ
問題です。私の意識として、このいかにも”ウォーキングしてます”スタイルで街なかを歩くのがどうしても抵抗を感じてしまうのです。
それと住んでいる地域の特性ですが、周り中が坂だらけで、平坦な場所が近くにありません。動画のようなサッサか歩ける場所が羨ましい。
数年前も同じことを悩んでいたことを思い出します。近くにできた首都高速道路の出入り口などと接続する市道までわざわざ出かけていって、インターバル速歩のアプリの初期設定をしてました。
わずか3分間といえども、頑張って歩ける環境が近くにありません。小さな公園ならいたるところにありますが、小さな子どもたちの遊び場には適当ですが、ウォーキングするような場所ではありません。
インターネット速歩で提唱しているとおりの歩き方ができる場所に住んでいる人が一体どれくらいいるんでしょうかね?私にとっては机上の空論とも思えます。河川敷の散歩道とかそんな良好な環境に住んでいる人が羨ましい。
逆説的に言えば、理想的な環境に住んでない人ばかりの日本では、いつまで経っても理想的なインターネット速歩は普及しないし、結果として高齢化とともに日本人の基礎体力は低下していくだけのような不安が湧きます。せっかく理想的な運動が存在するのに、実践するのが難しい。いったいどうしたらいいんでしょうね。自分の問題なので、いましばらく考えてみよう。
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苦労してたどり着いた涸沢で見た朝焼けはよかった。