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16cmスピーカーを木製ボックスに取り付けて鳴らす

ボックススピーカーのタイトル画像

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はじめに:

市販の木製ボックスに前面板を取り付けて、スピーカーボックスに仕立てました。容積は16cmスピーカーを余裕で鳴らせる40リットルサイズです。スピーカーを取り付ける前面板は100円ショップで購入した材料を加工して利用します。作成したスピーカーボックスのあらましを紹介します。

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木製ボックスのサイズ

市販されていた2段の木製ボックス(カラーボックスとも言いますが、今回は木製ボックスで統一)を利用します。外形は以下の通りです。

ボックスの上段の部分をスピーカーボックスに仕立てます。上段部分の外形は以下の通りです。

上段部分の内形がスピーカーボックスの容積になります。下記の内形の数字を掛け算したものが容積となり、およそ45リットルとなります。

容積45Lは16cmスピーカーを鳴らすのに充分です。

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前面板の加工

木製ボックスの上段部分がスピーカーボックスに利用できるとわかりました。今回の作業はスピーカーを取り付ける前面板の選択とその加工と木製ボックスへの取り付けにほとんどの時間を使いました。

前面板の選択

ボックス上段部の前面の開口部のサイズは、外形が幅612mm、高さ305mm。内形が幅584mm、高さ280mmです。

長さが600mmで幅が300mmの板でおおえます。手持ちの板をボックス前面に合わせてみると、隙間が開かずに、はみ出すこともないことが確認できました。

100均で購入したまま保管中のMDF板とベニヤ板がありました。少し重くて頑丈そうなMDF板を使うことにしました。板厚は6mmです。

前面板に穴あけ

取り付ける16cmスピーカーはFOSTEX FE166Enです。仕様書で調べて、取り付ける丸穴のサイズは直径144mmにします。

バスレフ型スピーカーにするので、前面板にダクト穴も開けます。穴の寸法は70mm x 70mmの正方形にしました。

当初はカッターナイフで穴を切り抜こうとしましたが、とても刃がたちません。深さ2mmぐらいまで掘り進めて諦めました。

次に試したのがドリルと細ノコギリでの穴あけです。太さが6mmのドリルで穴の輪郭に沿って8mmぐらいの間隔で穴あけしていきます。穴あけが一周したあとで、細ノコギリでドリル穴を順番にたどって切り抜いていきます。カッターナイフでは刃が立ちませんでしたが、ドリルとノコギリだと加工できます。

切り抜いたスピーカー用の穴とダクト用の穴から切り抜いたものの様子です。

切り取ったものの様子

切り抜いた断面を見ると、中までしっかりと素材で固められている様子がわかります。

切り抜いたものの断面の様子

2つの穴を切り抜いたあとの前面板の様子です。

穴あけ後の前面板の様子

断面はギザギザしていますが、スピーカー用の穴は外からは見えませんし、ダクトの穴もカバーをかければ見えなくなります。ヤスリを少し掛けて仕上げます。MDF材はヤスリがけもしやすい。

前面板の補強

前面板は、ボックス前面の板厚14mmの部分にネジ留めで固定していきます。前面板のサイズがボックス前面のサイズよりも小さめなので、ねじ留めできる部分がとても狭い。

前面板の裏板に1cm幅の角棒を四角形に張り合わせて、ネジ留めしやすくすることにしました。

角棒の様子

四角形に張り合わせる角棒がボックスにピッタリとはまり込むようにするために、精密にサイズ合わせをして隙間ができないようにします。

長辺用と短辺用とをそれぞれ2本用意します。

長辺用と短辺用の角棒

木工用ボンドで貼り付けます。まず長辺を2本貼り付けました。

前面板に各棒を2本貼り付けた様子

つぎに短辺の2本を貼り付けます。

短辺の角棒を貼り付けた様子

はみ出したボンドは乾かないうちにボロ布で拭き取ります。

1回目はサイズを1cmほど間違えてしまい、ボックスに前面板をはめられませんでした。角棒のサイズを調整。2回目は前面板を裏返して貼り付ける線を書き直してやり直しです。

2回目は前面板をピッタリとボックスにはめ込むことができました。

前面板をボックスにはめ込む

前面板を裏返したために、1回目に書いた線や角棒を貼り付けた跡が汚れたように見えてます。これも最後に前面板にカバーをかければ見えなくなるので、問題無し。このやり直しが今回手間取ったところです。

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前面板をボックスに取り付ける前の作業

前面板の加工が終わると、前面板にスピーカーを取り付け、スピーカーケーブルをボックスの穴に通し、ボックスに吸音材を入れる作業が続きます。

スピーカーを前面板へ取付

当初は、スピーカーはバッフル版に付けてから前面板に取り付ける予定でした。今回は前回の段ボール板と違って、スピーカーを前面板に直接取り付けても強度的には問題なさそうです。スピーカーを木ネジで直接前面板に固定します。

ダクト穴のサイズはダクトの長さが0cmとなるように計算して求めました。ですので穴は開けたままでダクトは取り付けません。

スピーカーケーブルをボックスに通す

スピーカーとアンプを繋ぐために、スピーカーケーブルをボックスのどこかで通さなければなりません。今回使用したカラーボックスには、追加の棚をとりつけるように、やたらと穴が空いてます。

ボックスにたくさん空いている穴の様子

半分ほどはほぞ穴なので貫通してませんが、残りは穴が貫通してます。貫通している穴の1つにスピーカーケーブルを通します。残りの貫通穴はビニールテープで塞ぎました。

ボックスに吸音材を入れる

木製ボックスをスピーカーボックスに流用する際の欠点は、ボックスの背板が薄いベニヤ板であることです。ベニヤ板がたわんで、後ろの下段のほうに隙間ができてしまいます。この隙間を塞ぐための板を追加で貼り付けるなど対策が必要だと思いますが、すでに壁に並べて利用中の木製ボックスの中身や上の品物を取り出して作業しなければできなさそうです。

今回は、なるべく簡単に作業を済ませたいと思います。木製ボックスを壁際に設置したままで作業を終わりたかったのです。吸音材を入れて様子を見ます。ボックスの下段から見える隙間にはスポンジを詰めて塞ぎました。

やはりスキマを塞ぎたくなります。後日、改善しました。詳しくはカラーボックスをブックシェルフスピーカーに仕立てるを御覧ください。

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前面板のボックスへの取り付け

ここまでくればあとは前面板を木製ボックスに取り付けて、前面にカバーをかけるだけです。

前面板をボックスにはめ込み、小さな木ネジ3箇所で仮止め。

前面板をボックスに仮止め

アンプでCDを再生し、スピーカーから音が出るのを確認できたので、前面板の四辺の8箇所を木ネジで締め付けます。

前面板を木ネジで固定した様子

前面カバーの取り付け

スピーカーらしくカバーを掛けてあげます。材料は100均で48cm x 90cmサイズの紺色のはぎれを購入します。前面板のサイズに合わせて余分な部分を折りたたみ、スピーカーボックスの前面にかぶせ、ずり落ちないように上をビニールテープで固定して、一連の作業は終了です。

ボックススピーカーの前面にカバーを掛けた様子
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作業した感想

ブックシェルフスピーカーという呼び方があります。今回作ったものは棚(シェルフ)スピーカーと言えそうです。限られたスペースで十分な容積を生み出すことができました。

ボックススピーカー(FR1)のようす

MDF材は段ボールよりは加工が面倒ですが、木の板をノコギリで切断するほど面倒ではありません。それよりMDFという素材は、薄さの割に強度の面でなかなかすぐれものだと実感しました。

前面板の固定法には頭を使いました。1cmの角棒で内側を補強したたのは、我ながらグッドアイデアだと思います。これまで段ボール箱スピーカーの制作を重ねてきて、その過程で残ってしまっていた資材たちを有効活用することもできました。

肝心の音ですが、左側のプラスチックケースに入れたFE166Enスピーカー(FL1)と向き合っていい音で鳴ります。

左側のFE166Enスピーカーの様子

80Hzと60Hzの正弦波による再生も良好です。段ボール箱スピーカーで発生した60Hzでのブルブルという震えもありません。

木製ボックスの隙間を塞ぐ

今回の木製ボックスへの16cmスピーカーの取付はとても良い感触が得られました。それならと木製ボックスの棚と背板の部分の隙間を防げばもっと良くなりそうなので、隙間を敷設ための追加作業を実施しました。音がさらに良くなりました。

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