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プリアンプでパワーアンプの入力レベル調節

真空管プリアンプを2台持っていたので有効活用を考えました。プリアンプの1台をレコードプレーヤー専用、もう1台をCDプレーヤー専用として、音声信号出力のレベルを合わせるのに使います。

プリアンプを使っていなかったときの問題点

プリアンプを使うまでは、レコードプレーヤーとCDプレーヤーは直接TRK3488真空管アンプに接続していました。

レコードとCDの選択はアンプの入力切り替えスイッチでおこないますが、CDを適切な音量で聴いたあとにレコードに切り替えると音量がとても小さくなります。逆にレコードを適切な音量で聴いたあとにCDに切り替えると音量がとてつもなく大きく鳴り響きます。

レコードとCDを切り替えるたびに音量をボリュームで調整し直さなければならずとても不便でした。

この原因は、CDプレーヤーからの音声信号出力レベルに対して、レコードプレーヤーからの音声出力信号レベルがかなり小さい(おそらく数分の1)からです。それでも長い間我慢してこのままでした。

プリアンプの導入と残った問題点

そもそもプリアンプはレコードを聴くときの低音を補強するために、音質の比較もしたかったので2種類を買いました。低音の補強では満足できましたが、ちょっぴり期待していたレコードの音声信号出力を大きくする効果はありませんでした。

以下に示すのは、そのときに買った2台のプリアンプです。

FX-AUDIO] TUBE-03J+

TUBE-03J+には付属の6K4真空管の他に6J1真空管を購入しました。さらにOPA627AUオペアンプを購入して差し替えてます。

FX-AUDIO TUBE-03J+真空管プリアンプ

AIYIMA TUBE-A3

AIYIMA TUBE-A3真空管プリアンプ

発想の転換

しばらくはプリアンプの1台をレコードプレーヤーにつないで低音補強に使い、もう1台は予備にしてました。

あるときふと気づきました。プリアンプを音声信号の出力レベルを下げるために使ってはどうだろうか?CDプレーヤーの出力をレコードプレーヤーの出力と同じレベルに合わせてしまえばよいのでは?そのとおりです。問題は解決しました。

現在のシステム構成

レコードを聴くとき

AT-PL300レコードプレーヤー

CDを聴くとき

marantz CD-6006(上の装置)

楽になりました

CDはプリアンプで出力レベルを落とします。レコードはプリアンプ側で出力レベルを最大にしておきます。CDとレコードを切り替えるたびにボリュームを調整し直さなくてよくなり楽になりました。

プリアンプの比較

TUBE-03J+は部品を追加して交換したこともあり、さすがに良い音で聴こえるような気がします。真空管は6J1よりも6K4のほうが音源によっていい感じで聴こえたりします。

FX-AUDIO] TUBE-03J+真空管プリアンプ

TUBE-A3は、電源アダプターも付属して価格も安いし、しっかりと聴こえます。安かろう悪かろうではありませんでした。

AIYIMA TUBE-A3真空管プリアンプ

繊細な音を追求したいのでしたらTube-03j+でしょうけど、コスト面ではTube-A3が勝ります。聴こえ方は音源の種類、再生音量の違いや、そのときの気分で違います。不思議なもので、聴き慣れてもきます。どちらがよいとか悪いとかは一概には言えないですね。

まとめ

つい余分に買ってしまったプリアンプ2台でしたが、有効活用が出来たと思ってます。レコードCDともに、音量を絞ってもそれなりに鳴らしても好みの音に設定できます。あまり費用をかけないで、自分なりのオーディオライフを楽しみます!

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今回の作業でレコードプレーヤーとCDプレーヤーの音量レベルが合わせられました。さらに欲が出て、真空管アンプの音量出力をリモコンで調節できるようにする改善に取り組みました。新たにリモコン付きのプリアンプを1台導入します。

“リモコンで真空管アンプの音量を調節する”へのリンクです。

好きなCDやレコードを選んで音楽を聴くのはとても楽しいですが、たくさん持っている中から一つを選び出すのはなかなか面倒でもあります。CDやレコードの音樂をデジタルファイルの形でUSBメモリーに保存すれば選曲が楽になルノではと考え、オーディオレコーダーを購入して音樂のデジタルファイル化を試します。

“オーディオレコーダーを試してみました”へのリンクです。
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