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はじめに:
ゆっくりした英語の歌を聴いてしっかりリスニング練習をしてみましょう。テキスト「英語耳ドリル」の3つ目の課題曲「Open Arms」を題材にしての取り組みを紹介します。
英語に再チャレンジ
英語に再チャレンジをしています。母音や子音の発音を正しくすることに意識しながら繰り返しリスニングを併用することをテーマにして練習を続けています。
このテーマに重点的に取り組むだけで、英語のニュースでのアナウンサーの英語はかなり聴き取れるようになった気がします。やっぱり発音という基礎が大事だなと実感しています。
今は”英語の歌(洋楽)を題材にして何度も聴く”をテーマに練習を続けてます。
これがなかなか手ごわいんです。
歌詞というのはその名の通りで詩(poem)です。日常会話で出てくるような文章ではありません。やさしい言葉を使っていても、すっとは意味が分からないことが多い。
英語の歌詞をみても意味が分からない部分では、和訳の歌詞を見て初めて「ア、こんなことを歌っているんだ」とびっくりさせられることが再三です。
言葉の流れに強弱がありますし、語尾が弱くなったり消えてしまったり、次の言葉とつながってしまったり……そういうところは、何回聴きなおしても、わからないまま。意味がくみ取れないと、頭に入ってきません。つまり聴こえていないのと同じになります。
そういうわからないところを集中的に聴き取るようにリスニングを繰り返すのがコツなんです。前回は”In My Lifeの歌詞を書き取るリスニング”でした。
”Open Arms”を何度も聴く練習法
ここからは、テキスト「英語耳ドリル」の3つ目の課題曲Open Armsでの取り組みを紹介します。
Open Armsの曲の出だしが暗めですが、盛り上がるところが好きです。動画がyoutubeで英語の歌詞と和訳付きで見られます。
この曲は歌いだしのところとは声が低くて聴き取りにくい。最初の30回ほどは、歌詞を見ないで聴き流しますが、全然聴き取れないところがあります。
あきらめて歌詞を見ました。使われている言葉は、やさしいものばかり。それなのに聴き取れないのは、音のつながりとか消失がネックとなっているんです。
歌詞を書きとる練習
で、ノートに聴こえてくる歌詞を書きとってみます。ディクテーションです。2つめの課題曲In My Lifeで試してみましたが、効果抜群でした。
ディクテーションするときのちょっとしたコツですが、いきなり全部書きとろうとしないこと。30回ほどは、聴き流して歌曲の雰囲気をまずつかみます。それから、少しずつCDを止めながら、書きとっていきます。
数回から10回も繰り返せば、かなり書きとれるようになります。そのあとで、本来の歌詞と突き合わせて、間違えているところを直したり、聴き取れなかったところを書き加えたりします。
歌の和訳もみて、大体こういうことを言ってるんだと理解します。
これが、自分専用の歌詞カードになります。どこが自分の聴き取りにくいところかとか、発音しにくいところとか、そういうところがよくわかるようになります。
ある程度歌を聴いた後で、歌詞もざっと見てみる。著者の松澤さんはダメといってますが、私はこれは決してズルではなく必要な手順だと思います。テストではないのですし、要は、自分が早く弱点をマスターして、英語力を一歩高めるための手段として割り切ればいいわけですから。
自分にとって未知なものは、調べて知識として頭に入れたほうがよい。大人は頭で理解することも英語力アップの補助となると思います。幼児が英語を吸収するのと、大人が英語を学ぶのとでは、やり方に違いがあって当然だと思います。
いろいろと自分なりの工夫をして少しずつ聴き取れる範囲を増やしていくことが、リスニング上達の近道だと思います。
Open Armsでディクテーションした結果は、26か所ほどチェックが入りました。惨憺たるものです。これを歌詞を見ないで、歌を聴きながら口ずさめるようになる。それまでの道のりはまだ遠そうですが、頑張ります。
課題曲は5つあります。今は3つ目。あとの2つにも早く取り組めるようになりたい。そのあとはきっと新しい英語の世界が開ける。そう願ってます。
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それから、10日ほど経ちました。Open Armsのリスニング回数も100ぐらいになりました。そこで再びディクテーション。
ももうかなり聴き取れます^^ 今では口ずさめるようになりました。そして好きな曲の一つにもなりました。
リスニングの回数を重ねるのは大事ですよ!
ほかの歌手を聴く
一つの歌を違う歌手で聴いてみるのは、飽きがこなくて気分転換にもなって良いリスニング練習方法だと思います。
マライヤ・キャリーのOpen Arms
マライヤ・キャリー、この人の歌い方はとにかくダイナミックです。
セリーヌ・ディオンのOpen Arms
セリーヌ・ディオンはしっとりと歌っています。
歌手や歌い方でこれくらい違ってくるんですね。
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次に練習するのは、”Time After Time”です。