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英語のリスニングにCNNスチューデントニュースを使う

はじめに:

10分間の英語ニュースCNN10がまだCNNスチューデントニュースだった頃の記事です。リスニング初心者向けに、10分間の英語番組を英語の学びの素材にして、生の英語に慣れる方法を提案しています。

ナチュラルスピードで話される英語の放送は、ゆっくり再生して聞けると、何がどう発音されているのかがよくわかります。シャドーイングにも利用できます。この記事ではそのやりかたを説明します。

CNNスチューデントニュースという10分間の番組を、ネットのVoiceTubeで速度を”ゆっくり”にして再生すればよいのです。順を追って説明します。

CNNスチューデントニュースとは

わたしなりにNHKのホームページを見て簡単にまとめました。

CNNスチューデントニュースは、”CNNニュースの素材を活用しながら、学習補助教材として学生がニュースの基礎知識や背景を学べるよう工夫されて”いる番組。

わたしは、キャスターのCarl Azuzさんが大きく口を開けて発音してくれるのと、彼の明るい表情がとても好きです。

放送は10分間と短めで、集中して英文の字幕を追っているだけでも英語に慣れる効果があります。どこで区切るか、どこでしっかり発音されるか、とか、どこが省略されるかなどをリアルタイムで実感できるわけです。英語の雰囲気に浸れたという満足感が味わえます。

それにしても、ただ聞き流すにしても、あっという間に終わってしまって、もったいない。この番組をもっと活用したい!

VoiceTubeというネットの情報がとても役に立つことがわかりました。

ネットでVoiceTubeを使って観る

VoiceTubeの検索でcnn10と入力してみます。

そこで、何か適当な番組を選ぶと、このような画面に変わります。

ここで左側の画像中央のスタートボタンをクリックすると、動画の再生が始まり、そして右側の英文の字幕もそれにつれてシフトしていきます。英文のところにマウスのカーソルを当てるとその単語の日本語訳が表示されるというのはすごいところ。

スチューデントニュースをゆっくり再生する

VoiceTubeはいろいろ活用方法がありそうですが、動画をゆっくり再生できることにわたしは着目しました。

動画の下にメニューバーがあって、速度:”ゆっくり”と、”標準”、のいずれかが選べます。”標準”はそのままの速度での再生、”ゆっくり”は、かなり遅い感じ。

タイマーで実測したところ通常の半分ぐらいの速度でした。”半分の速度だとこんなに聞き取れるんだ、うれしい”。

以下は、ゆっくり再生で感じたことです。

スチューデントニュースを集中して聞き取る

10分の番組をすべてゆっくり再生していては、集中力が途切れてしまいます。

キャスターのCarl Azuzさんのところに集中してゆっくり再生する。シャドーイングに利用してみるのがよさそうです。あんなに口を大きく開けて発音しながら、すべての発音をしっかりしているのにはとても感心させられます。

VoiceTubeはゆっくり再生できてありがたい

ゆっくりの再生ができるのはありがたい。この速度が可変になればいうことなしですが、贅沢は言えません。

わたしはゆっくり再生を1日試みて失敗しました。BS1の放送を録画して、DVDにダビングし、それをパソコンでVLCメディアプレイヤーというフリーソフトで再生できないかと思ったんです。ところが、CPRMという壁や、VRモードとDVDモードという壁などがあって、ゆっくり再生を実現することは事実上極めて困難なことに気づかされました。

ナチュラルな英語をゆっくり再生できて、その英文も見られれば、シャドーイングに利用できるのになあ…英語学習者にとっては越えられない壁です。

ほぼあきらめた時に、VoiceTubeがネットの検索で見つかりました。なぜこれが無料で利用できるの?台湾で運営されているらしいですが、これからも続けてほしい。応援します。

まとめ

VoiceTubeは、私にとっては見つけたばかりで、まだシャドーイングに利用するまでには至ってませんが、利用価値が充分にあります。これからは何度も利用していきます。
いろいろな生の英語を気軽にでもしっかりと聞いてみたいと思っているあなたには、格好のツールです。

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