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グラウンドの詩(あさのあつこ)


グラウンドの詩

[感想]

透哉と瑞希のバッテリーのぞれぞれの心の葛藤は相変わらず続くが、相手のことを信じる心は深まっていく。今回はそれだけでは終わらず、良治の悩みに関わるはなしがかなりのウェイトを占める。
何を悩んでいるのか?ひょっとしてこの街にいられなくなる?などと考えていたら、実は、全国大会に出場するための費用の悩みだった。親に負担をこれ以上かけたくない。
言われて見るまでは気づきもしない悩みです。
中学野球で全国大会?あまり関心がないし、メディアの話題にもならないようだけど、ネットで調べると実在するんですね。
全日本軟式野球連盟主催の、「全日本少年軟式野球大会」がそれに当たるみたい。
中有学生が大賞で、開催地は横浜スタジアムなどになっている。知りませんでした。
たしかに地方大会に優勝して全国大会に出るには、お金が掛かりそうですね。
親の負担になるんだ…。
スポーツで上に行くのにもお金がかかるんだなあと、妙な感想を持ちました。
(2018.05.21)
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