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大直言(青山繁晴・百田尚樹)

花

『感想』

本書を読んで一番ショックだったこと。
北朝鮮が拉致事件を自国の国家機関がやったと認めたことで、日本は身動きが取れなくなったということ。拉致被害者を力づくで取り戻そうとすることが国と国との交戦に該当し、日本は憲法で国の交戦権を認めていないことから、取り戻すことができないという論理。北朝鮮による拉致とはそういう重大な意味があったんですね。日本の平和はとっくに壊されていた。日本は憲法9条のおかげでずっと平和が続いていたというのは大きな間違いである、そのことを教えてもらいました。
外交官は民間人を登用せよ、とか、政治家には資格試験を導入せよ、という青山氏の主張は至極もっともだと思う。
外交官は駆け引きができる人材であることが肝要。政治家は日本の国の真実を理解した上で100年先を見据える人材であることが求められる。そのとおりだと思います。
なぜ高齢者が優遇されるのか、その理由の一端が分かりました。高齢者は真面目に選挙の投票に出かけるから。政治家は高齢者に受ける政策しか訴えない。言われてみればその通り。納得です。高齢者は戦後の反日教育や反日のマスコミ報道にずっとさらされ、エセ平和主義に騙されてきたが、そのことに気付かされてさえいない。私も高齢者の端くれ。このまま騙されたまま一生を終えるのはあまりにも悔しいと感じます(2021/05/25)

以下、本の帯の紹介文を引用します。
希代の論客ふたりの激突と友情。
我が国を「あるべき姿」に導く
ガチンコ対談。
すでに「第三次世界大戦」と覚悟すべきだ。
日本国憲法はこのままでいいのか。
外交に勝つために必要なのは。
政治家に求められる覚悟とは。
第三次世界大戦にどう備えるか。
結論ありきの報道との向き合い方。
領土を以下にして守るべきか。
そして、日本人が持つべき、「真の矜持」とは。
現代日本が抱える様々な問題の本質をえぐる、刺激的対論。

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