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ザ・万歩計(万城目学)

感想

著者の初エッセイ集とのこと、出だしはエッセイを書くことにおっかなびっくりな感じが強く出てましたが、書き始めて読者からの反応が良かったことに気を良くして、その後は書きたいことを書きまくっているエッセイ集。わたしはそう感じました。
本のタイトルである”万歩計”は登録商標だそうで知りませんでした。なぜこのタイトルなのか?謎です。
独特のストーリーが特徴の万城目さんの作品群がどのようにして生まれてきたのか?それはこのエッセイ集からはわかりませんが、万城目さんが生まれ育った環境についてはよく伝わってくると思いました(2020/11/28)以下、裏表紙の紹介文を引用します。

少年時代に大阪で阿呆の薫陶を受け、大学時代に自分探しの旅先で全財産を失い、はては作家目指して単身東京へ。ホルモーでついに無職を脱するも「御器齧り(ごきかぶり)」に苛まれ、噛みまくるラジオに執筆を阻まれ、謎の名曲を夢想する日常は相変わらず、そのすべてを飄々と綴った初エッセイ集。文庫版あとがき「その後の万歩計」を収録。

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