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無理(奥田英朗)


無理〈上〉 (文春文庫)

[感想]

久しぶりに読む奥田英朗さんの作品。楽しみです。
小さな町で、鬱屈(うっくつ)している、地方公務員、女子高生、セールスマン、中年女性、市議会議員、ほんとにどこにでもいる人たちが主人公です。
抱える問題は、人間不信、東京へのあこがれ、暴走族、新興宗教、地方のしがらみ、とこれもありふれたものばかりです。
それを奥田氏は、具体的に細かく描写し、それが入れ替わり立ちかわり書きすすめられて行きます。
上巻を読み終わったところでは、まだ物語がどう展開するかは予想がつきません。(2013.02.18記)

無理(下)(奥田 英朗)


無理〈下〉 (文春文庫)

感想

上巻に続いて読みました。あらすじにあるように、登場人物の人生がどんどん転落していきます。
行けども行けども、悪くなる一方。紙面はどんどん少なくなっていきます。
そして最後・・・
こんな終わり方もあるのね…余韻があるといっていいのか、この先主人公たちの運命やいかに!?
解説もないので、ちょっとあっけにとられたまま読み終えました^^それにしても、「無理」というタイトルの意味も不明?(2013.03.12記)
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