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史上最強の内閣(室積光)


史上最強の内閣 (小学館文庫)

[感想]

おもしろい、というか、今の日本の北朝鮮との関係を、一見コミカルに、実はかなり真面目に描写しています。核ミサイルと拉致、現状の膠着状態に「いい加減なんとかならないのか」と苛立つ向きには、爽快この上ない作品です。このようになればいいのになという期待感と、そうはなりそうにない現実とのギャップを初めて知って、私は、悲しみを感じました。
現代のスーパーマンたちがいま登場したら、こういうふうに問題を解決してくれるだろうなというお話です。この本は、ブックオフでレジをしている最中に、レジの脇に並べてあった本の一冊でした。本のタイトルと、裏表紙のあらすじをチラ見して即決。買って損はしませんでした。この作者の次の作品「都立水商」「ドスコイ警備保障」が目にとまったら買いです。久しぶりに、ほかを読んでみたい作者が増えました!(2015/08/14)
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