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機動戦士ガンダム(福井晴敏)


機動戦士ガンダムUC 全10巻完結セット (角川コミックス・エース)

ユニコーンの日(上)機動戦士ガンダムUC-01(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC1 ユニコーンの日(上) (角川コミックス・エース)

[感想]

機動戦士ガンダムUCシリーズの第一巻。福井晴敏の本ということと、ブックオフで7冊がそろっていたので買いました。ほかに読む本が少なくなってきたので、読み始めましたが、アニメの画像を文章で表現して、それをイメージする作業を強いられるので、読み進めるのが大変。福井さん特有の細かい描写もあって、ちょっと買ったのを公開しながら、それでも福井作品。最後まで読み終えて、第2巻へ。

ユニコーンの日(下)機動戦士ガンダムUC-02(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC 2 ユニコーンの日(下) (角川コミックス・エース 189-2)

[感想]

2巻目はわりかしすんなり読めました。バナージの生い立ちもわかって、巨人兵器ユニコーンがガンダムで、操縦するのには特殊な能力が必要で、なぜ宇宙移民者と地球連邦政府が対立していて、それから、軍需産業が運命を握っているという、今の社会の写し絵のような設定とか、いろいろ分かってきました。福井さんの本はいろいろな設定が長くて、ちょっと苦労しますが、それも楽しみの一つかな。

赤い彗星 機動戦士ガンダムUC-03(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC(3) 赤い彗星 (角川スニーカー文庫)

[感想]

ガンダム本来の戦闘シーン?が少し描かれています。絵のイメージが全くない私には読み進めるのがつらいですが、せっかく買ったので頑張って読みます。

パラオ攻略戦 機動戦士ガンダムUC-04(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC4 パラオ攻略戦 (角川コミックス・エース)

[感想]

あまりにも描写が福井流でくどいというか、読むのに疲れるので、最後の20ページ前で、もう読むのをやめようと思いました。それでも読み切りました。カタカナの名前の主人公にはどうしてもついていけません。ようやくバナージが主人公だということは理解できています。誰が敵で、味方でとか、さっぱり理解できていません。戦闘シーンだけは面白いかな。でも人があっさりと殺され過ぎる気がします。たまたまネットで検索したら、アニメをテレビで放送中なんですね。一応録画予約をしておきました。

ラプラスの亡霊 機動戦士ガンダムUC-05(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC5 ラプラスの亡霊 (角川コミックス・エース)

[感想]

相変わらず、惰性で読んでます。読むのがつらい。寝床で読んでいていつの間にか寝入ってしまい、私の下敷きになった本のページはあちこち折れ曲がり、これではブックオフには持って行けないありさまになりました。この本って、昔ガンダムのアニメが放送されていた時代の読者だったら楽しめる本なのかな?福井さんの文章って、ところどころ主語が何なのかわからなくて混乱してしまいます。やたらと描写は詳しい気配ですが。シーンがしょっちゅう変わるのはもうあきらめていますが、読み進むのは苦労します。でも結局ブックオフに行って第8巻から10巻まで買ってきました。いまは第6巻を少しずつ読んでいます。

重力の井戸の底で 機動戦士ガンダムUX-06(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC(6) 重力の井戸の底で (角川スニーカー文庫)

[感想]

この巻は一気読みしました。相変わらず組織間の争いで登場する人物の名前とか関係がわたしにはよく理解できていませんが、中盤からの格差社会への反感から首都攻撃に移るまでの話は、わりかしすんなり理解できました。設定がイスラムとか中東にしてあるので、最近の世相と照らし合わせてわかりやすかったのかもしれません。巨大殺戮マシーンの暴走シーンは、これでもかこれでもかと繰り返されて迫力満点というか怖い。ここぞ福井晴敏なんでしょうね。最後に殺戮マシーンが破壊される直前の、”ロニ”の心の葛藤の設定には心打たれるものがありました。(2016.09.20)

黒いユニコーン 機動戦士ガンダムUC-07(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC(7) 黒いユニコーン (角川スニーカー文庫)

[感想]

主要な登場人物は固定されてきました。対立する組織は、どれがどれかは相変わらず頭に入りません。船の名前もどれがどの組織に属するかが頭に入りません。モビルスーツの名前とパイロットの括り付け。そういう中で、パラグラフごとに場面が変わる。描写が詳細なのはいいんですが、私のような読者にはとてもつらい小説です。それでも読み進めるのは、たまにある戦闘シーンの迫力。それとたまにある、ちょっと説教臭い作者の気持ちを表した言葉。
ストーリー自体は単純で、地球に連れ去られたミネバ姫を、バナージらが追いかける。ラプラスの箱の鍵となるユニコーンガンダムとそのパイロットのバナージを組織が追いかける。地球のトリントン基地で戦闘シーン。モビルスーツ同士のつぶしあい。そこにユニコーンとリディ少尉が表れて戦闘は終結に向かう。そして終盤はユニコーンと黒いユニコーンとの戦闘シーン。黒いユニコーンのパイロットのマリーダは再調整されていてバナージのことが全く分からない。バナージはそんな状態のマリーダとまともに戦えない…そんなかんじなのかな。まあ最後は主要人物やガンダムは無事で、次はまた宇宙に場所を戻すようですね。(2016.09.26)

宇宙(そら)と惑星(ほし)と 機動戦士ガンダムUC-08(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC (8) 宇宙と惑星と (角川コミックス・エース 189-9)

[感想]

連邦軍とかネオ・ジオンなどいろいろな言葉が飛び交うのにもようやく慣れてきたと思ったら、もうというか、ようやく第8巻を読み終えました。まだ、モビルスーツや戦闘艦のいろいろな名前が出てくるのには混乱させられますけどね。さて、敵対する連邦軍とネオ・ジオンの兵士がネエル・アーガマで一緒になって地球を脱出するところで前巻は終わりました。今巻では、協調していくのかと思わせておいて、ジンネマンらに船が占拠される。サイド共栄圏の構想を話すフロンタル、それに納得しないミネバ。ふたたび船内で連邦軍とネオ・ジオンの戦いが始まる。
その中で、バナージの独白。「裏切られるのかもしれない。勘違いなのかもしれない。でも、信じて、信じぬくことでしか、人は可能性という名の内なる神を生かし得ない。絶望にとらわれ、諦念を悟りであるかのように語り出した時から、人は対処療法をもってしか世界と対せなくなる。・・・人の人たるをやさしさと力を宇宙に示す…その程度のことなんだ、きっと。信じなければなにも始まらない。”彼女”を、この艦が手に入れかけた可能性を。真のニュータイプに『箱』を託そうなどと、壮大で愚かしい計画を実行に移した男の善意を。」287ページから一部抽出しましたが、このくだりが作者の意図しているところだと感じますね。
船内の戦いは、ミネバの操縦するクシャトリアの登場で終結にむかい、船はオットー艦長らの連邦軍の手に戻る。
こういうミネバの言葉もありましたね。「現在に絶望している者に、未来を語る資格はない。未来は今日の結果でしかないのです。暗闇で立ち止まっている限り、望む未来はやってきません。自分から”光”に向かって歩いていかなければ、私たちは……」そのとおりなのかなと思います。
ドラマはいよいよラプラスの箱を探す旅の最終目的地、結局はスタート地点だったインダストリアル7に関係者全員終結?。あと残り2巻。(2016.09.02)

虹の彼方に(上) 機動戦士ガンダムUC-09(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC (9) 虹の彼方に (上) (角川コミックス・エース 189-11)

[感想]

福井さんの本は、いつも最後の方で一気読みになります。あと2巻は、上下巻に分かれていますが、上巻を二日で読みました。この巻のストーリーはわりと単純で、最終目的地のインダストリアル7に向けてミネバやバナージが乗船するネイルアーガマが向かっていくのと、それを行かせまいとするネオ・ジオンの大艦隊。先行するユニコーン・ガンダムがネオ・ジオンのモビルスーツを蹴散らしていきますが、フル・フロンタルの赤い彗星との格闘戦。最後のあたりではリディ少尉の黒いユニコーンとの闘い。最後の方では、マリーダのクシャトリアが大活躍して、最後は不思議なと余韻を残します。それにしても、この小説は、話は宇宙を舞台にしてはいますが、いろいろな親子の葛藤が絡み合ってストーリーの根幹を流れているというか、人間模様がいろいろ書かれているというんですかね。主要な登場人物の若いころのトラウマがその後の人生を決定づけている感を強くします。あと1冊、どんな結末が待っているのか楽しみです。(2016.10.04)

虹の彼方に(下) 機動戦士ガンダムUC-10(福井 晴敏)


機動戦士ガンダムUC10 虹の彼方に(下) (角川コミックス・エース)

[感想]

ふー。疲れました。ようやく読み終えました。単純なストーリーをここまで引っ張るかなあ……。福井さんって文体が固いんだよね。一つのことを表現するのにたくさん書かないと表せない。ページを開いた時に文字がぎっしりと並んでいて、自分がどこを読んでいるのか分からなくなるのかというこtが再三あります。疲れます。まあ辛抱して、辛抱して、辛抱して、辛抱してようやく読み終えました。読み終えた本を全部取り出して数えてみました。
第1巻「ユニコーンの日(上)」が230ページ、第2巻「ユニコーンの日(下)」が220ページ、第3巻「赤い彗星」が224ページ、第4巻「パラオ攻略戦」が274ページ、第5巻「ラプラスの亡霊」が259ページ、この本は寝ている最中に下敷きになって妙な折癖としわがついて治らなくなりました。ブックオフで引き取ってくれるかな?第6巻「重力の井戸の底で」が314ページ、第7巻「黒いユニコーン」が311ページ、第8巻「宇宙と惑星と」が331ページ、第9巻「虹の彼方に(上)」が250ページ、そして最終巻の第10巻「虹の彼方に(下)」が261ページ。本文だけのページ数です。トータルなんと2674ページ!疲れるわけです。こんな大長編を読んだのは生まれて初めて。
おとなのエゴと、人の善意に未来の光を見出す、単純なテーマでも、確かに永遠のテーマかもしれませんね。
赤い彗星、フル・フロンタル大佐との戦闘シーンはなんとも救われない気持ちにさせられました。最後のエピローグがなければ救われないお話だったと思いますが、何とか私の心が救われて読み終えることができました。まあ終わりよければ?かな。福井さんの本が見つかったらまた読みたいですね。(2016.10.09):本の表紙の画像をクリックすると商品ページへ移ります

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