読むのがしんどかった。中盤までは。悲しい話が続く。読み進めているうちに、主人公が”少年”と固有名詞でないことに気付く。少年の周りのいろいろな出来事が短編でつづられていく。
ほのかな恋心では「雨やどり」「プラネタリウム」がよかった。
「川湯にて」でお母さんと一緒に、自分たちで掘った露天風呂に浸かってかわす言葉もいい。
著者の文庫あとがきを読んで、これは重松さんの幼きころの思いでも入っていることを知る。
ずいぶんいろいろなことを感じていたんだなあ。
私はちっともその頃の記憶がございません^^;(2017.04.27)
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