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極北ラプソディー(海堂尊)


極北ラプソディ (朝日文庫)

[感想]

後半までじっくりと状況を描き、それから一気にクライマックスに持っていくいつもの海堂スタイル。本作も楽しめました。
薬をたくさん出すこと、そしてそが保険料の負担になる。とか、具体的な問題が挙げられていてよくわかる。極北市と雪見市の行政の医療への考え方が対比的に描かれていて、その問題点を徹底的にあぶり出そうとする世良の考え方がストーリーに終盤になって今中にも、読者にも理解できるようにストーリーが組み立てられている。堂々巡りして解決困難な問題への取り組み方の具体例として提示されている作品だと言える。
削るところは徹底的に削り、頼めるところは他に頼む。
少子化対策として、行政の区割りに頼らずに、もっと広域での対応にしようという考え方はもっと社会で取り入れるべきではないだろうか。(2017.06.11)
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