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天使の牙(大沢在昌)


天使の牙(上) (角川文庫)

天使の牙〈下〉 (角川文庫)

[感想]

まさにノンストップエンターテイメントの一つ。上巻の終わり辺りから下巻の最後まで読み終わるのが惜しい感じでした。
寝床に入ってから読み出すと、1時間はあっという間。そのあとも読んだシーンが頭の中に浮かんでしまって・・
脳移植とか、金井刑事の奥さんの惨殺シーンとか、別荘での戦闘シーンとか、いろいろ盛り沢山で、まるで、007の映画を見ているようです。
なぜ巨大なクラインが崩壊してしまうのか?普通に考えればなさそうな設定なのに、そうなってしまう。
そこに、人間のこころが強く影響していたというところが、作者の狙いの一つだったようで、同感です。巻末の解説を読んで納得しました。(2015.05.06記)
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