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見知らぬ妻へ(浅田次郎)


見知らぬ妻へ (光文社文庫)

[感想]

浅田次郎さんの、やさしくもせつない8つの涙の物語。そうですね。どうしたら、あの顔から(失礼!)こんな物語が出てくるのか。
「かくれんぼ」
小さいころに一緒にかくれんぼをして、そのまま置き去りにした子は行方不明のまま。
その罪への記憶を背負った3人の、決してぬぐえない罪の意識。救いようのない話ですが、ラストで救われたのかな・・・
「ファイナル・ラック」
浅田さん得意の、過去とオーバーラップした進行。ビギナーズ・ラックならぬ、ファイナル・ラック、あってほしいものです。
(2013.05.27記)
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