輝天炎上(海堂尊)


感想

バチスタシリーズを総括するような内容。
これまでの登場人物が次々に出てくる。すべて読んできているので、所々の話に懐かしさを覚える。
以前は謎だった部分が種明かしされているところもあるようだ。

相変わらず、細かく章が区切られてシーンが目まぐるしく変わり、話の筋を追いかけていくのが忙しい。終盤になって話の流れが見えてきた。
メインのテーマは、小百合の復讐劇とそれに影で絡むすみれの行動だったのかな。

狂言回しは天馬だろうか。
田口が活躍しなかったのはちょっと残念。

作品のタイトル”輝天炎上”や本のカバーイラストが暗示しているように、華々しい炎上シーンがラストを飾る。映画になれば見栄えがするんだろうな。(2019.02.13)
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