舟を編む(三浦しをん)



舟を編む (光文社文庫)

[感想]

辞書作りという地道で、しかも心底言葉にほれ込んだ人たちにしかなし得ない世界があることを知りました。こんなマニアックな世界があるなんて、言葉一つ一つに心血を注ぐ。読んでいくとなるほどこういう世界もあり得るなと納得させられます。馬締と運命の女性との出会いとその後には作者の人間への温かいまなざしが感じられます。
舟を編むというタイトルの奇抜さにも、読んでいて納得させられますし、大渡海という辞書名にも納得させられました。
累計100万部突破と帯に書かれてましたが、こういう話を好む読者が多いというのは、日本人の基本的な心情に触れたんでしょうね。(2016.12.30)
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