用もないのに(奥田英朗)



用もないのに (文春文庫)

[感想]

奥田英朗さんへの印象がずいぶん変わりました。言いたいことを言いたい放題。こんなことまで言っていいの?野球編では、そんな感じでした。
遠足編は、文春のB女子に無理やり企画された感じもありましたが、フジロックの章は、ちょっと私には理解できない世界を描いてましたね。ロックってそんなに夢中になれるものなのかしらん?
愛知万博の章では、確かに私には全然興味がわきませんでした。外国人が全然来ていないのに、行列だらけというのには本当にご苦労様でした。
ジェットコースターで年齢の上限があるというのは驚きで納得です。ジェットコースターなんて気持ちが悪くなるだけで、釘も痛くなりそうだし、確かにあんなのには乗りたくもない・・・。
四国のお遍路の章、妙にまじめに描写がしてあって、返って私も行ってみたくなってしまいました。
奥田さん、小説が書けなくなっても、こういう分野で生き残っていけるかな!(2017.04.12)


コメントをどうぞ

名前も記入してください

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。