月下の恋人(浅田次郎)



月下の恋人 (光文社文庫)

[感想]

11の短編集
「情夜」よくわかりません。
「告白」幼いころに離婚して、離れ離れになった父親が毎月仕送りしてくれることにまつわる話。
ちょっとしたどんでん返し。これもよくわかりません。
「適当なアルバイト」バイト先のお化け屋敷にホントにいた幽霊?
「風蕭蕭(しょうしょう)」映画唐獅子牡丹のストーリーが、司馬遷の史記のパクリだった?という??なおはなし。
「忘れじの宿」旅先の宿で出会ったマッサージ師が、過去の思い出を忘れさせてくれるというお話。
「黒い森」過去を全く知らない女性と結婚しようとした男が、周囲の皆から反対され、そのわけが全く分からずに悩むお話。
「回転扉」回転扉が苦手な女性。回転扉をくぐるたびに、自分の人生を回転させる人物と出会うという不思議なお話。少し、浅田次郎らしい短編。
「同じ棲」ツマと呼ぶんですね。夫婦がそれぞれ別に自宅に帰ってきたときに、それぞれの伴侶の未来の人物に出会うというお話。
「あなたに会いたい」ふるさとに帰って借りたレンタカーのカーナビのメニューに“あなたに会いたい”があり、それを選択して指示に従うと、あるところに連れて行かれる。最後が泣かされました。
「月下の恋人」恋人と別れ話をしに行った旅先の旅館で、相手から別れられないので心中してくれと迫られる。
同宿のアベックが先に心中してしまうのを目撃し、心中を思いとどまるのだが・・・という不思議なおはなし。
「冬の旅」冬の新潟に向かう駅の中で、昔の自分の父母が駆け落ちして乗り込んできたのに出会うというお話。
この短編集は、読み終えるまでずいぶん気合いが要りました^^;;(2013.09.28記)
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