天の瞳 幼年編(灰谷健次郎)



天の瞳 幼年編1 (角川文庫)

[感想]

灰谷さんの表題の本が4冊ブックオフに並んでました。幼年編上下と、少年編上下です。迷わず買いました。一期一会です。
読み始める前はその分量にちょっと躊躇してしまいましたが、読み始めると、どんどん読み進めます。灰谷さんは、元教師だそうで、たぶんに説教臭い文章が散見されますが、それよりも、子供たちを見る目がとても暖かい。倫太郎を始めとしてユニークな子供たち。
枠にはめることだけを教育と考えていた時代にこんなことがあるはずはないと思いながらも、そうあってほしいと願いながらワクワクして読んでいきます。
それにしても、保育園にしても小学校の先生にしても、子供を教育するのは大変ですね。なにせ自分たちが、枠にはめようとする教育しか受けてこなかったわけですから。そんな中で、自由奔放に生きていける倫太郎たちはとても幸せだとおもいます。(2017.06.05)

天の瞳 幼年編II(灰谷 健次郎)


天の瞳 幼年編2 (角川文庫)

[感想]

一見説教臭いけど、すんなり読んでいけるのはなぜだろう?淡々と語りを進めていることが読者を引き留めているようだ。
倫太郎たちが宇治の平等院へ行くつもりで奈良に行ってしまうエピソード。こと細かく書かれている中で、法隆寺の由来など勉強になりました。教科書の中でなんとなく紹介されている史跡について、改めて訪ねてみたいという気にさせてくれたのがいいですね。
あんちゃんと子供たちが、互いに思いやってそして成長していく姿が、本編の見どころだと思いますが、大人だとか子供だとかの垣根が一切なしに繰り広げられるお話は、ただうらやましい限り。
ヤマゴリラ先生は、本編ではダメな先生の代表のように描かれているが、それでも作者は見捨てないで暖かく先生の成長を見守ってくれる。世の中、こういう先生ばかりだろうからちょっとした救いを与えてもらった。(2017.06.06)
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