サニーサイドエッグ(萩原浩)



サニーサイドエッグ (創元推理文庫)

[感想]

半分過ぎまでは、延々と猫捜しの様子と猫の生態についてのウンチクが語られる。関係者の関係やもやもやとして、猫もなかなか見つからない。
この話はいったいどこへ進んでいくんだろう?と思っているうちに、事態は進みだす。
猫が見つかった。しかし取り逃がしてしまう。このあたりから話は面白くなっていく。2匹のロシアンブルーの謎。雇った秘書の会うたびに見せる違う顔。後半はヤクザとの追っかけっこもふんだんにあり楽しませてくれる。
実らぬ恋心の話や、最後は謎解きもあり、最上探偵のハードボイルドに粋がるところもあって、よくできたミステリーでした。(2017.04.02)
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