わたしはなぜ「中国」を捨てたのか(石平)

花

感想

中国から帰化した石平氏の著作です。初めて読みます。
百田尚樹氏とのネットでの対談番組をたまたま見て石氏を知りました。おっとりした感じを受けましたが、本書を読むと、なかなか芯の通った強いお方でした。
中国共産党はただただ領土拡張と支配を目論んでいる、そのことが本当によく理解できました。
「天安門事件」はほとんど名前しか知りませんでしたが、本書でその醜悪さがよく理解できます。その後の中国共産党の一党支配の酷さもよくわかりました。ウィグル自治区の問題は本当のことですね。内政問題とはとんでもないことだとわかりました。台湾だってこれまで一度も中国に属したことはないのに、いいがかりで押し通しています。
中国はこのまま侵略戦略を推し進めていけるのだろうか?(2021/05/04)
以下、本書の章立てを記載します。
まえがき 平成最後の年に思う……「日本人になって良かった」
第1章 私は「毛主席の少戦士」だった
第2章 いかにして「反日」はつくられるのか
第3章 中国を覆う「愛国主義狂乱」
第4章 日本で出会った論語と儒教の心
第5章 我が安息の地、日本
第6章 平成の次の時代の国難は「中国の驚異」だ
あとがき 私は日本のおかげで「開放」された

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