トルーマン・レター(高嶋 哲夫)

感想

第二次世界大戦の広島・長崎への原爆投下を決断した当時のトルーマン大統領が書いた手紙を、戦後初めて広島の平和祈念祭式典に出席予定のあまり家大統領の来日前に公表しようとする組織と公表させまいとする組織との争いを描くのがメインの物語です。
手紙の内容が、原爆投下を決断したのは、トルーマン大統領の個人的な人種差別の考え方と功名心がまともに書かれているので、公表されてしまえば日米関係は崩壊してしまう。アメリカの権威も失墜してしまう、というところが重要になっています。
主人公の峰先と美弥子が騒動に巻き込まれてアクション映画もどきの展開をしていきます。
高嶋さんのわりと初めの頃の作品だと思いますが、アクション物の典型的な進め方かな。
作品の最後になって、いろいろな謎が明かされます。
日米関係と中国の思惑が絡み合って複雑な展開をしたということです。
この問題は、いま又現実の問題となっています。
米中の貿易摩擦が米中の覇権争という側面が強いと思いますが、この作品は現在の世界情勢を予測しているかのようです。
(2019.06.23)
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