ストーリー・セラー(有川 浩)


ストーリー・セラー (幻冬舎文庫)

感想

”思考するたびに寿命が縮まっていく”ずいぶん奇抜な設定です。作家を続ければ死んでしまう。なぜそうなったかをその原因や経緯を作家の夫の目から詳しくたどっていく。
妻は繊細で男前、つまり徹底的に物事を追求するタイプ。なるほど鬱にもなるだろうな。
この話には小説家がお話を生み出すときの楽しみと苦しさがわかりやすく書かれていると思う。もしかして著者の有川さん自身の経験が込められているのではないか?「どこまで本当だったんですか?」と本人に尋ねてみたいが、「どこまでだったと思います?」と笑顔で煙に巻かれてしまうんだろうな。
作品後半Side:Bは、立場が逆転して夫のほうが死んでしまうお話。作中にも作家と編集者のやり取りで「対のお話を作っちゃいましょうよ」というくだりがあるが、実際にあったやりとりだろうと思う。こちらのお話は甘いラブストーリーが楽しめます。(2018.10.23)
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